Diversity of marriage はあちゅうさん スペシャルインタビュー

〝事実婚〟も〝公表〟も私たちらしい選択肢 ブロガー・作家/はあちゅうさん

2018年7月に事実婚を公表したはあちゅうさん(32)。ブロガーで作家の彼女が、SNSや本で発信する価値観に多くの方が刺激を受けています。捉え方はひとそれぞれ、「人生を全てコンテンツに」と掲げるはあちゅうさんに事実婚のことを聞いてみました。

―事実婚を選んだのはどうして?周りの反応は?

 好きな人と手を取り合って人生を歩んでいく意思表明を、周りにしたいなって思っていても、同棲しているとなかなか節目がないままでした。きちんとした形をとりたいっていう気持ちはあるんです。でも、現行の結婚制度が自分にはしっくりこなかった。自分の名字を変えて、結婚にまつわるさまざまな儀式的なことをする……これでいいのかなって。

 事実婚を選択して、今は「うらやましい」ってとても言われます。中には、両親が離婚しているから自分も離婚するかもしれないと不安に思う方、結婚が重いと感じている方、仕事上、名字を変えたくない方、バツイチなので大げさにしたくない方などもいて、現行の結婚を重く感じている方って意外と多いって思いました。また、「私は結婚指輪もしていないけれど、実は事実婚八年目よ」など、声を掛けてくれる方も増えました。

―事実婚に関して、旦那さんのしみけんさんは抵抗がなかった?

 なかったですね。ただ公表するのは少し不安があったみたいです。彼はAV男優として女性ファンもいるので、ファンを傷つけてしまうのではないか、どこまでプライベートを見せていいのか……と悩んでいて。「お前のために公表してやるんだ」みたいなことは言われました。

 私自身が読者さんや支えてくれている方に対して、後ろめたいことをしたくない気持ちが強くて、その意思に彼が合わせてくれた感じです。#MeTooの時も応援してくれた方がたくさんいたので、事実婚したことを自分からお伝えしたかったんです。

 でも公表したら、思ったより周りの方の反応が良くて、彼もうれしかったみたい。「思った以上に応援があるね」とか「なんかお祝いしてもらうってすごい気持ちいいね」って。彼の職業的に出演が難しかったメディアに声を掛けていただいたり、雑誌に取り上げていただいたりすることがあって。「ふたりの力を合わせたら不可能は可能になるね」って彼が言ってくれて、とてもうれしかったです。

―公表して良かったですか?

 とても良かったですね。「事実婚」をテーマに好意的に取り上げていただける機会がとても増えました。また、ふたりの関係が公になることで、夫婦の実感も湧いて良かったなって思います。

 一方で「彼の名字になることはロマンチックだ」「伝統的な家族制度を壊す行為」というネガティブな意見もありました。ただ、現行の結婚制度に違和感がある人に、「あ、こういう選択肢もあるんだな」と思ってもらえたらうれしいです。

 私はもともと保守的な環境で育ちました。父は終身雇用の大企業に勤めていて、母親は専業主婦。私は慶應からの電通っていう、まさにレールの上の人生を自分でも良しとして歩いてきました。だから自分も彼の職業に対する反発みたいな感情があったんです。もちろん家族からも周りからもありました。「仕事なくなるよ」と先輩から言われ、ちょっと怯えてた部分もありました。

 ただ、実際に公表したら一気に目の前の視界が開けました。「結婚のかたちがかっこいい」「彼の仕事も公にして、すごくすてき」などと言ってもらえて。自分が恐れていた状況よりも、良い状況が目の前に広がった。自分のスタンスを表明することが、未来を切り拓くことになるのかなって思います。

―事実婚の具体的な事務手続きは?

 市役所に行って「住民票に事実婚の記載をしたい」と伝えると、お互いの本籍地に電話をして、独身であることの確認が行われました。そして住民票の名前の横に「妻(未届)」と記載。これで手続きは終わりです。

 ただその前に、彼と一緒の場所に住民票がなければいけないので、先に転居届を出しました。彼が世帯主で、私がそこに「妻(未届)」として入ることになります。引っ越しと同じ感覚でできるので、とても気軽ですが、住民票から自分の名前を抜いたら、それだけで離婚が成立してしまうに等しいことも事実。あと、健康保険は彼の下に入りました。子供が生まれた時は、普通に手続きをすると私の苗字(伊藤)になります。いつか子供が自分で選択してもいいかもしれません。

 結婚後も名字が変わらないので、通帳やクレジットカードなどの事務手続きはないですし、もともと収入的に扶養控除から私は外れてしまうので、法律婚と事実婚では大きな変化はないと感じています。

―家族の反応は?

 普通の結婚より儀式的なものがないので、日常の延長上で受け止めてもらえた感覚です。私、旦那さんの両親にまだ会ったことがなくて、彼も私の両親にあいさつをしていないんです。でも、お互いの家族の会話にも自然に名前が出ますし、彼を通して彼の両親とは連絡も取っています。家族の中でふんわり認めてもらっている感じですね。「嫁に行った!」ではなく、お互いの生活を壊さず乱さず、でも〝私たちが幸せな感じ〟は両家に伝わっているっていう感覚です。

―今後について一言お願いします

 私は「人生を全部コンテンツに」と思っているので、経験や考えたことをリアルタイムでSNS発信しています。今後はそれを小説みたいな変化球で届けたいなと思います。作家さんって事実婚の方が多いみたいで、吉本ばななさんもそうですね。川上未映子さんはエッセイで「なんで女性ばかりが名字を変えなきゃいけないのか」って問題提起されていて。私が事実婚に至るまでには、こうしたクリエイティブな女性に後押ししてもらった感じがあります。

 事実婚をおすすめするわけではないけれど、結婚のハードルが高いと思っている人には〝選択肢の一つ〟として救いになればと思います。

 

<プロフィール>

ブロガー・作家。1986年生まれ、慶應義塾大学法学部卒業。電通のコピーライター、トレンダーズを経てフリーに。フェイスブック・インスタグラム・ツイッター・ブログのほか、多くのSNSで日常を発信。今年の10月からSNSでスタートした「旦那観察日記」では、しみけんさんとのほっこりする日常をコマ漫画風に発信(書籍化決定!)。擬人化したキャラクターと日常の喜怒哀楽に共感が集まっている。作家としても多くの書籍を出版。新刊「婚活っていうこの無理ゲーよ」が2018年10月に発売。〈ツイッター・インスタグラム〉@ha_chu 〈月刊はあちゅう〉https://note.mu/ha_chu

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